第81回関西支部定例研究会
- 期日: 平成21年4月25日(土)14:00~16:00
- 場所: 大阪学院大学 17号館1階 レセプションA会議室
- 講師: 高原秀介氏(京都産業大学外国語学部准教授)
- 演題: ウッドロー・ウィルソン政権の対日政策
この日の研究会の報告は、高原秀介氏の著書『ウィルソン外交と日本 : 理想と現実の間1913-1921』(創文社, 2006年)を基礎としたもので、ウィルソン政権期の対日政策の全体像を考察するものでした。具体的には、対華21か条要求、石井・ランシング協定、シベリア出兵、パリ講和会議の4つのトピックが扱われました。短い文章では意を尽くせませんが、大枠の分析枠組みの確かさとまた個別の事実の発掘においてもすぐれた報告でありました。
雨天で条件が悪い中熱心な会員13名の参加があり、恒例のようになっている「司会者泣かせ」の熱心な討議も行われました。