講師:山口 悟氏(大阪学院大学商学部教授)
日時:令和4年3月26日(土) 14:00~17:00
場所:大阪学院大学
2年ぶりに関西支部定例研究会が対面式で行われた。天候に恵まれず、参加者は8名であった。報告はジュとランド海戦の評価にかかわるものである。演題にあるケネス・デュワーは、この海戦の海軍幕僚評価報告編纂に参加したことで知られているが、イギリス大艦隊司令長官ジョン・ジェリコー大将を、艦隊決戦勝利の好機を逃した人物として批判した。この批判自体が生み出したダイナミクス、さらにはなぜデュワーがこのような立場をとるに至ったかについて報告があった。大変丁寧な報告であり、報告後も長時間の討議がおこなわれた。